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東日本大震災から9年

当時はたまたま当社にて新工法の外壁タイル剥落防止工法を施工している最中でした。

2011年3月11日(金曜日)14時46分18秒

足場で施工している時に地鳴りとともに異変を感じた。

 

その後、各現場を見回りに3日間かけて安全対策しに翻弄しましたが

予期せぬ事はその3ヶ月後に向き合うことに。

インフラが少しずつ整い始めたころ東北地方より被災した建物の調査依頼と補修の仕事がありました。

外壁調査をする人材が足りないとの事でしたので少々不安はありましたが

阪神大震災の経験もあったのもあり

2週間での事でしたので車を走らせて18時間かけて仙台に向かいました

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テレビで見た光景はひどい所を抜粋しているのかと思ったら

もっとひどい所は多数ありました。

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今まで見たことないひび割れや傾きや外壁剥落など

ここで得た経験は今でも現場施工で気にかけています。

震災で建物は破損しますが、第一に気にしなければいけない事は第三者災害です。

外壁タイルが落下し避難通路の妨げや怪我など。

まず人を守る建物の創り方を考えないといけないと思いました。

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建物は壊れてもきちんと治せます。建物破損での怪我は人災になると言っても過言でもありません。

9年経過した現状でも常に当社は心掛けた施工してます。

年に1回は建物現状を知る為にも外壁調査は必要と感じます。

 

PS 当時2週間の予定で仙台に乗り込みましたが、約3ヵ月滞在し最終的には岩手の釜石にいました。

特に海岸沿いの建物調査・補修時には潮の満潮時には道路が海に沈む為

限られた時間で終わらせなくてはいけなく。1日5件程度調査・補修しなければいけない為

時間との闘いでした。そして夜は地元施工業者用の施工要領書作成に追われていた為

当時よく言われていた夜の街は全くいけてなかったです(笑)