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野外暴露試験

外壁仕上材に必要なのは【美観】が最も大切です。

その美観どの位長持ちし、どの様な経年が発生するのか?

各材料メーカーからの品質保証データーはありますが

実際に当社として知る事が必要であると考えています。

また様々な状況による不具合時系列なども調査し

外壁改修工事説明に必要な事です。

そこで現在行っているのが【暴露試験】です。

野外において実際の建物状況と同等の試験施工し

経年劣化を観察すつ試験台です。

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今回御紹介する【暴露試験】は

一時期建築業界に多く使用された【光触媒】を

コーティングした外壁タイルと当社で推奨している

外壁剥落防止工法との相性の試験台です。

光触媒釉薬を塗ったタイルでは、二酸化チタンという物質が塗膜表面を覆うようになります。

この二酸化チタンは紫外線を浴びると活性酸素という物質を発生させます。

活性酸素は空気中の大気汚染物質を分解する力がありますので、

光触媒釉薬が塗装されたタイルは排気ガスなどの汚れが分解されて表面に付着しにくくなります。

光触媒は一般に対抗年数は15年~20年といわれていますが

当社の推奨する外壁剥落防止工法は剥落防止を目的としますので

光触媒タイルにシッカリと密着塗布しないといけない為

どの様な不具合が発生するか試験が必要です。

汚れを寄せ付けない光触媒は塗膜をも接着を許さない作用がある為

まずは二酸化チタンを分解させることから始めます。

試験台の種類とは

〇 光触媒タイル表面に直接JKセライダーを塗布

〇 光触媒タイル表面に酸性洗剤を使用しペーパーでケレンした後JKセライダーを塗布

〇 光触媒タイル表面を特殊剥離剤で釉薬を除去しJKセライダーを塗布

〇 光触媒タイル表面に放電処理にて二酸化チタンの機能を無効化しJKセライダーを塗布

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この4種類にて暴露試験をしています。現在試験5年目になります。

今後どのような経年劣化が発生するか調査しています。

【ちなみに・・・】

放電処理とは・・・



【追加】

以前、他社同等工法で光触媒タイルに剥落防止工法を塗布した結果・・・

施工後、数か月で塗膜材が剥離しました。

紫外線を吸収して効果が発揮する光触媒ですので

南面が特に剥離が多く見られました。

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【まとめ】

現在外壁に施工される使用材料は、ものすごい多種多様あります。

各材料はとてもいい商品ですが、その材料選択をするのは施工業者です。

材料が悪いわけでもありません。

相性・効果・機能をシッカリと選択出来る施工業者がいいのですが・・・

どう見極めればよいのか・・・